盛り上がる人々

某有名ミュージシャンの場合

某有名ミュージシャンの場合

有名人や芸能人、ミュージシャンなどは、就職をしたことがないまま今の位置についたという人はかなり少ないです。
アルバイトを含め、何らかの形で仕事をしていた人がほとんどなので、就職経験のある方も多いのではないかと思われます。

仕事との両立が大変

その中でもとある有名ミュージシャンのSさんは、会社員としてかなり長い年月仕事をしながら、ミュージシャンになるための活動をしていました。
会社員の間も何回かの転職をしているので、かなり社会人経験は豊富なのだそうです。
社会人時代は、かなり大変なこともたくさんあった様子。

もともと学歴も高くなかったそうで、最初に就職した会社では営業職として毎日飛び込み営業をしていた日々。
週末の夜に近隣の駅で弾き語りをしたり、スタジオに入るなどしていたものの、平日は毎日夜遅くまで働いていたので音楽活動の時間が取れず、1年も経たずに会社を辞めてしまいます。

その後運送業やアルバイトなど、職を転々としながらデモテープをレコード会社に送ったり、オーディションの機会に恵まれたときはオーディションを受けたりと音楽活動を行っていましたが、仕事との両立が大変だったので、徐々にアルバイトメインになっていきました。
それでも、社会人として活動していたことが、今の音楽活動に非常に役だっているとSさんはおっしゃっています。

仕事が自分に合っているか

人と接するときの礼儀作法などについては、社会人経験がなければ身につかなかったもの。
今の若いミュージシャンは、礼儀作法がなっていなくても実力があれば関係ないと思っている人が多いけれど、実際には礼儀やマナーはとても重要視されるので、新人アーティストであまりに態度が悪いとその後大変な思いをする。
自分は最低限の常識があったことで、上の人ともきちんとしたコミュニケーションがとれ、その後の仕事につながっていったとSさん。

仕事を変えるときは、自分はミュージシャンになるんだという強い意志があったので、仕事の内容よりも収入面を重視して選んでいたそうですが、実際に仕事の内容がよくないとすぐに辞めてしまうということを繰り返していたので、条件も重要ですが、仕事が自分に合っているかということはよく検討したほうがよいと雑誌のインタビューでお話していらっしゃいました。

今売れっこミュージシャンとして活動している人も、社会人で苦労した経験のある方はたくさんいらっしゃるのですね。
夢を追いながらもしっかりとお仕事をしていた根性はぜひ見習いたいところ。
今から転職を考えている方も、ガッツをもって頑張っていただきたいと思います。