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某アイドルグループのリーダーの場合

某アイドルグループのリーダーの場合

現在芸能人として華々しく活躍している方も、昔は一般企業の会社員として働いていた経験がある、という方も多いです。
そこで、現在芸能活動をされている方で、転職経験のある方のインタビューなどを調べてみましたので、ここでご紹介したいと思います。

くら頑張っても売れないプレッシャー

某大手アイドル事務所で、アイドルグループのリーダーとして活躍されている方は、一度アイドルを辞めて一般企業に就職し、その後また事務所に戻ってアイドルとして復活したという経緯があります。
今でもかなり三枚目の役割をしている方なのですが、まだ若いころもあまり人気アイドルにはなれなかったようで、いくら頑張っても売れないことに、すごくプレッシャーを感じていたのだそうです。

自分より後輩のアイドル予備軍たちがどんどんデビューしていき、いつまでも自分は2軍のまま。
かなり厳しい事務所でしたので、そのうち後輩からも馬鹿にされるようになって、いたたまれなくなって事務所を辞めてしまいました。

その後、一般人として仕事をして食べていかなければならないので、企業の営業職に就職をし、1年ほど営業マンとしての仕事をしました。
アイドル時代もかなり厳しかったのですが、社会人はまた違った面で厳しい。
しかも、一度アイドルとして楽しい時期を味わってしまったこともあり、「俺は本当はこんなところにいる人間じゃない」と、自分が仕事をできないことを周りのせいにして逃げるようになってしまいました。

芸能界に戻るという人がチラホラ

1年ほどしたある日、やっぱりもう一度アイドルを目指してみようと、当時所属していた事務所の社長に電話して、「ご迷惑をお掛けして申し訳ないが、もう一度そこで頑張りたい」ということを告げました。
社長はかなりあっけらかんと「いいよ」と言ってくれ、その後事務所全体の所属アイドルが総出で行われるイベントに何もなかったかのように参加、その後アイドルグループでメジャーデビューし、今に至っているのだとか。

今も後輩にどんどん差し置かれているし、決して楽ではないのですが、自分にはこの世界が合っているとしみじみ感じているとのこと。
異業種に足を踏み入れたことで、自分の居場所を再確認することができるというのは、なんとなくわかる気がしますね。

芸能人の方は、こうして引退後一般企業に就職したけれど、やっぱり芸能界に戻るという人がチラホラいらっしゃるようです。
視聴者の私達は、しばらく露出がなかっただけかと思っているのですが、その間に一般人としての生活をされている方も多い様子。
芸能人の転職、なんだか奥が深いですね。