辞表を出す男性

退職するきっかけと求められるスキル

転職に至った経緯には、何かしら退職につながるきっかけがあるものです。今回は退職理由(きっかけ)についてご紹介します。

人間関係

退職のきっかけとして多く挙げられるのは人間関係です。上司との関係性が悪い・陰口を言われる・新人の指導がうまくいかないといった理由が生じ、結果として転職を選択する人も多くいます。中には疲れやストレスが溜まり、心身に影響が生じて休職をする人もいるため、良好な人間関係こそが、仕事の継続に大きく影響するといえます。

労働時間や休日出勤等が多い

労働時間や休暇制度に不満が生じ、結果退職を考える人もいます。抱えている業務量の多さから定時内で帰るのが難しく、残業を余儀なくされる・残業時間で日をまたぐ・長時間労働による過労といった理由から、心身に支障をきたすケースもあります。

給与への不満

給与支払いの遅延や、残業時間分の給与が支払われない(サービス残業)、自分の頑張りが給与に反映されないと不満がつのり、結果転職につながります。どんなにやりがいのある仕事であっても、相応の給与が支払わなければ、転職という考えが頭をよぎるもの。ただし、転職をしても今以上の給与を見込めないといった理由から、転職に踏み込めない人も中にはいるようです。今後もこの会社に勤続し、将来的に給料が上がる見込みが無いと判断したら、転職を考えても良いかもしれません。

転職するうえで求められるスキル

転職先の業界における専門的なスキルや技術はもとより、年代に問わず求められるのがコミュニケーション能力です。相手との良好な関係を築くために欠かせないコミュニケーション能力を高めることで、職場での人間関係も円滑になり、職場全体が仕事しやすい環境が整備されます。

ちなみにコミュニケーションが高い人は、人との会話に慣れている、つまり場慣れしている人も多くいます。
「学生時代からアルバイトをして、従業員仲間やお客様と接していた」「大学時代に学生寮に入り、そこで共同生活を体験できた」「プレゼンをする機会に巡り合った」「チームリーダーを任された」など、人と接する場が増えると、必然的に人とコミュニケーションを取る機会に巡り合います。

話したい内容を分かりやすく相手に伝えるために「結論ファースト」をすでに意識して取り組んでいる人もいるかもしれません。また、相手が話した内容を別の言い方に言い換えて、相手との距離を縮める「パラフレーズ」も、コミュニケーションスキルを高める方法の一つです。

場数を踏んでも人と話すのに慣れない…という人は、マインドや思考を変えるように動きましょう。他人の悪口を言わない・コミュニケーションスキルが高い人を観察する・早めのレスポンスといった、明日からでもできることを取り入れるのがおすすめです。